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奥山・見世物・鳩 - 「​諸国の玩具 --浅草奥山の草分--」 淡島寒月 1909(明治42)年6月

  • 執筆者の写真: 浅草文庫
    浅草文庫
  • 2018年9月16日
  • 読了時間: 1分

更新日:2018年10月3日

 僕の子供の頃の浅草の奥山の有様を考えると、暫くの間に変ったものです。奥山は僕の父椿岳さんが開いたのですが、こんな事がありましたっけ。確かチャリネの前かスリエという曲馬が——明治五年でしたか——興行された時に、何でもジョーワニという大砲を担いで、空砲を打つという曲芸がありまして、その時空鉄砲の音に驚かされて、奥山の鳩が一羽もいなくなった事がありました。




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