時の鐘 - 「良夜」 饗庭篁村 1889(明治22)年8月更新日:2018年9月11日 金龍山の鐘の響くを欄干に背を倚せてかぞうれば十二時なり。これより行人稀となりて両岸の火も消え漕ぎ去る船の波も平らに月の光り水にも空にも満ちて川風に音ある時となりて清涼の気味滴る計りなり。浅草文庫 「良夜」 饗庭篁村 1889(明治22)年8月
金龍山の鐘の響くを欄干に背を倚せてかぞうれば十二時なり。これより行人稀となりて両岸の火も消え漕ぎ去る船の波も平らに月の光り水にも空にも満ちて川風に音ある時となりて清涼の気味滴る計りなり。浅草文庫 「良夜」 饗庭篁村 1889(明治22)年8月
Comments