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浅草六区 - 「​一夕話」 芥川龍之介 1922(大正11)年6月

  • 執筆者の写真: 浅草文庫
    浅草文庫
  • 2018年9月13日
  • 読了時間: 1分

更新日:2018年9月14日

 「和田の乗ったのは白い木馬、僕の乗ったのは赤い木馬なんだが、楽隊と一しょにまわり出された時には、どうなる事かと思ったね。尻は躍るし、目はまわるし、振り落されないだけが見っけものなんだ。が、その中でも目についたのは、欄干の外の見物の間に、芸者らしい女が交っている。色の蒼白い、目の沾んだ、どこか妙な憂鬱な、――」 「それだけわかっていれば大丈夫だ。目がまわったも怪しいもんだぜ。」



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