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雷門 - 「幕末維新懐古談 名高かった店などの印象」 高村光雲 1929(昭和4)年1月

 雷門は有名ほど立派なものではなく、平屋の切妻作りで、片方が六本、片方が六本の柱があり、中心の柱が屋根を支え、前には金剛矢来があり、台坐の岩に雲があって、向って右に雷神、左に風の神が立っていました。魚がしとかしんばとか書いた紅い大きな提灯が下がって何んとなく一種の情趣があった。





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