top of page

浅草の食 - 「浅草の喰べもの」 久保田万太郎 1948(昭和23)年10月

  • 執筆者の写真: 浅草文庫
    浅草文庫
  • 2018年10月1日
  • 読了時間: 1分

 天忠は、公園から離れた、象潟町に存在する毛いろのかはつたうちである。向島の其角堂――このごろ老鼠堂になつた楓一宗匠の好みを帯した喜加久揚といふものをうりものにしてゐる。落語家、吉原の幇間、及び、その落語家や幇間と友達附合をすることを喜ぶ客たち、さうした手合の間に評判されるうちである。――浅草のある面を物語るものとみることが出来る、


ree


Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page