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浅草広小路 - 「私のこと」 木村荘八 1949(昭和24)年2月20日

  • 執筆者の写真: 浅草文庫
    浅草文庫
  • 2018年9月29日
  • 読了時間: 1分

 十七歳から二十一迄は、殊に十八の歳からは家が変つて浅草広小路(第十支店いろは。昔曙女史のゐた家)に移つたので、折柄、中学は卒業するし(明治四十三年)、「年頃」ではあり、家兄の見やう見真似もあつて文学美術に心傾けながら、又その頃の文壇影響も小形なりに受けて、「享楽派」が一匹こゝに出来上りました。よく病気にならずにすんだと、その頃を回想すると、危険な気がします。




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