top of page

浅草にまつわる、

小説・随筆・詩・俳句

 六区に至りては、園内観物の中心地とも称すべきものにして、区内を四号地に分つ。これが観物は、時々変更して一定しがたしといえども、しばらく明治三十九年現在のものを記せば左のごとし。

一号地 観物に大盛館(江川玉乗) 清遊館(浪花踊) 共盛館(少年美団) 共盛館(青木玉乗) 外に猿の観物。(以下略)

二号地 観物に日本館(娘都踊) 野見(剣術) あり。(以下略)

三号地 観物に清明館(剣舞) 明治館(大神楽) 電気館(活動写真) あり。

    劇場常盤座 寄席金車 あり。(以下略)

四号地 観物に日本パノラマ 珍世界 木馬館 S派新演劇朝日 あり。(以下略)

東京市市史編纂係

-

​東京市

bottom of page